北部旅行のススメ

ベトナムといえば

ベトナムといえばアオザイ、観光スポットなら首都ハノイ、ビーチが広がるダナン、ベトナム最大の商業都市ホーチミン市。他にも、世界遺産に登録された美しい景色が広がるハロン湾、古い町並みが広がるホイアンなどが有名で、本誌でもさまざまなスポットが紹介されています。

ベトナムの魅力は奥が深く、素敵な場所がたくさんあります。筆者は普段ハノイで仕事をしていて、なかなか旅行に行く時間が取れないのですが、ハノイから日帰りや1泊2日、あるいは2泊3日程度で訪れることのできるベトナム北部の山岳地帯にもおすすめのスポットがたくさんあり、前述した有名スポットとはまた趣の異なる自然や人々、景色や文化を見ることができます。

北部は山岳地帯と少数民族

中国国境が近いベトナム北部は山岳地帯が多く、開発された都市部やリゾートとは異なる自然豊かな風景が広がります。そこには、都市部で目にする人々とは服装や生活様式も異なる少数民族の人々がたくさんいます。ベトナム都市部などで会う人々は、 ほとんどがキン(京/ Kinh)族。国内で86%と最多数を占め、それ以外の少数民族が約14%です。少数民族は53種類あり、最も多いタイー(齊/ Tày)族が1.9%、タイ(泰/Thái)族 が1.7%、ムオン(𡙧𡙧/ Mường)族が1.5%と続きます。ベトナム北部の山岳地
帯ではこの少数民族を多く目にすることができます。少数とはいっても、最も多いタイー族は160万人弱になり、山間部の街や村では8割程度がこの少数民族という場所もあります。

ベトナムといえばアオザイが有名ですが、少数民族も民族ごとに独特の衣装があり、とてもカラフルで複雑な模様が描かれていることが多いです。都市部でアオザイを目にするのは卒業式やイベントなど、普段から着るというより特別な時に着ることが多いで
 

すが、少数民族は普段から民族衣装を着ていることが多いので、北部の山岳地帯などを旅すると地域ごとにいろいろな民族衣装を目にすることができます。

山間部の田舎に住む少数民族の暮らしは都市部とは大きく異なり、農作物や家畜などを自分たちの家で栽培したり育てたりする、いわゆる自給自足の生活も多くみられます。その一方で現代風のスマホやテレビなどもあり、新しい物と古い物が入り交じったちょっと不思議な生活を送っています。

少数民族の地域を訪れるには

少数民族はベトナム全土にいますが北部の山間部に多く、ハノイからこれらの土地を訪れるには中長距離バスを利用するのが一般的です。市内を走っているような市バスと異なり、その辺から気軽に乗るのではなく、中長距離用のバスターミナルから乗り込みます。
 
ハノイでは、ミーディンのバスターミナルから北部の山岳地帯向かうバスが多く出ています。費用は比較的安く、中国の国境に近いサパ(Sa Pa)まででも片道2000円程度、これはバスの会社や車種などによって値段に幅があります。中長距離バスは寝台になっていることが多いです。豪華な個室新台バスもあり、サパまでで片道4000円程度。先日動画でも紹介した北西部のイエンバイ(Yen Bai)、ギアロー(Nghia Lo)やムーカンチャイ(Mu Cang Chai)はバスで6~8時間程度かかり、日帰りだと移動ばかりになってしまうので、1泊程度でゆっくり観光するのがおすすめです。

私のYouTubeチャンネルでは、今紹介したギアロー・ムーカンチャイのツアーの様子、(移動はバイクですが)年に一度の少数民族隊族のお祭り・踊りや文化、まさに刈り入れどきの黄金色に輝く棚田の様子などを紹介していますので、ぜひチャンネルにも遊びに来て下さい。

著者

Kaz

プロフィール

1970年生まれ
日系ベトナムIT企業現地採用ITアドバイザー
静岡県浜松出身
ベトナム語独学歴3年半
チャンネルのモットー
楽しく!分かりやすく!
【YouTube】https://www.youtube.com/c/ChannelKaz

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