カオバン省、中国との国境にかかるバンゾックの滝へ行こう!

目次

バンゾックの滝とは?

ベトナム北部のカオバン省にあるベトナム最大級の滝です。雨季の季節は水量も多く、美しい滝として有名です。バンゾック滝(Ban Gioc water Falls)は漢字では「徳天瀑布」、ベトナム語では「THÁC BẢN GIỐC」と書きます。ベトナム特有のカルスト地形の中にある滝として有名で、滝の幅は200mで落差は30~60mとそのスケールの大きさと迫力に圧倒されること間違いなしです。ベストシーズンは水量の多い雨季の6月~9月となっております。

バンゾックの滝への行き方

バンゾック滝はカオバン省の中国との国境沿い(クアイソン川沿い)にあります。ハノイのバスターミナルからバスで片道約10時間の距離です。滝への直行バスはないので、一度カオバン(7~8時間)まで行き、そこからバスを乗り継ぎで滝まで(2~2時間半)行く必要があります。カオバン行きのバスは、ミーディン・バスターミナルやザーラム・バスターミナルなどのハノイの主要バスターミナルから出ています。

バンゾックの滝へ向かう

私はハノイ市内にあるミーディンバスターミナルを利用しました。バスターミナルに到着してからは「CAO BANG」と書かれたバスを探しましょう。このバスに乗ればカオバン省まで行くことができます。バスは寝台バスで、料金は片道20万ドン(約千円)です。朝出発や夜出発等色々な時間帯のバスがあるみたいですが、10:00出発のバスに乗りました。ハノイを出発してからカオバンのホテルまでは約8時間でした。途中バス休憩はお昼休憩含めて2~3回ありました。

カオバン市について

中国との国境に面しているカオバンは、全国では最も人口が少ない場所の一つのようです。今回の訪問に合わせて街中を歩いてみましたが、銀行・市場・貴金属店・ホーチミン像の広場・宿泊施設・飲食店など観光客が滞在するには十分なインフラは整っていました。ホテルは市内中心に固まっていて、2020年9月に滞在した際には、相場は一泊約400,000d(約2千円)ほど。私はGIA QUYホテルという場所に滞在しましたが、アメニティも充実しており、クオリティは十分でした。

カオバンに訪れたらぜひ試していただきたいグルメはカオバン名物の「バインクオン(北部の蒸し春巻き)」です。滞在していたGIA QUYホテル周辺にはこのバインクオンの看板のお店が多く見られました。「ネム」も有名みたいです。ネムは地域に応じて様々な料理がありますがここでは揚げ春巻きになります。3種類注文して合計4万ドン(約200円)ほどでした。安価でおすすめです。

カオバン市内から滝までの行き方

方法はいくつかありますが、主に専用タクシーを1日チャーターするか、または市内の滝行きのバスを使って行くかになります。私はバスを利用しました。
バスは「3番」と「7番」がバンゾック行きです。バス料金は片道7万ドン(約350円)。バス停ではタクシードライバーが呼び込みを行っていましたが、往復200万ドン(約1万円)ということでしたので、今回は利用しませんでした。交渉次第ではもっと落とせるかもしれませんし、数名で行くなら一人分が抑えられるのでタクシー利用も良いでしょう。
カオバンを出発してからバンゾックの滝のゲートまでは2時間半~3時間です。
ひたすらカルスト地形の大自然を北上していくと、緑色の自然豊かなベトナムの原風景が広がっていきます。

バンゾックの滝について

滝の入り口にはチケット売り場があり、1人4万ドン(約200円)で中へ入ることが出来ます。雨季のせいか滝の水量は多い印象でした。景色はとても素晴らしいです。クアイソン川を越えるとそこは中国です。ベトナム側にはメインのバンゾックの滝以外にも入り口に近い側に小さめの滝がありますが、小さいとはいえ近づくと凄い迫力です。ぜひメイン側の滝に合わせ行ってみて下さい。滝の水は石灰水なので飲まないように気をつけましょう。ここでは一人5万ドン(250円)で小さなクルージングボートに乗ることができ、水飛沫が届く滝の目の前まで近づくことが出来ます。近づくと凄い迫力です。滝の上からの撮影を行うためにドローンなどあるといいかもしれません。

総括

是非、水量の多いベストシーズン6月~9月(雨季)に行かれることをおすすめします。1泊2日であれば予算は一人1万円で十分お釣りが来る値段だと思います。バスだけなら交通費は往復で2,700円。(※タクシーを使えば別です。)格安で楽しめるのも魅力ですね。近くにグオムガオ洞窟(鍾乳洞)やファットティッチトゥックラムバンゾック寺(Chùa Phật Tích Trúc Lâm Bản Giốc)もありますので、時間に余裕があれば合わせて行ってみてください。帰りは市内から15分程度の距離にバスターミナルがあり、ハノイのミーディン行きバスが出ています。また帰りも8時間の道のりです笑。
今回は1泊2日で行きましたが、移動で1日かかってしまうので、街中の宿で1~2泊するのが現実的です。
ただ、1泊2日の場合、洞窟や寺院には訪問する時間の確保が難しかったため、出来れば2泊~3泊で計画して行くことをおすすめします。

著者

人生ユタカ(嶋崎 豊)

プロフィール

東京出身。2016年4月よりハノイ駐在開始。
現地WEBサイト制作会社「アビリブベトナム / Abilive Viet Nam Co., Ltd.」代表。
首都ハノイ専門の観光まとめサイト「Walking Hanoi」と
そのYouTubeチャンネルを運営中。
ベトナムの魅力や役立つ情報を日々紹介している。
趣味はアジアのディープスポット巡り。
【会社HP】https://www.abilive.vn/
【メディア】https://walking-hanoi.net/
【YouTube】https://www.youtube.com/c/WalkingHanoiChannel
【Twitter】https://twitter.com/yutakajinsei
【instagram】https://www.instagram.com/jinsei_yutaka/

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