【この記事のライター紹介】
Walkingでインターン生をしている「きー」です。
私は、将来は海外で働きたいと思っていて、海外インターンを探しているときに、「ベトナム」という面白そうな国でのプログラムを発見!
即参加を決意して、やっとここに来ることができました。
ハノイは初めてで、滞在数週間ですが、街中に出ると2度見の連発。日本ではありえないことが日常。それがまた面白いなと発見の日々で、毎日刺激的です。
そんなベトナムの魅力を私なりに伝えられたらなと思います!
この記事の目次
1か月インターン生としてベトナムに滞在してみて
9月になり、短い私のインターン生活も終わりを迎えました。
1か月(2023年8月から9月まで)ハノイに滞在してみて、働いてみて、たくさんの発見がありました。
今回は、ベトナム生活の感想や発見と最後に今後ベトナムにインターンシップなどで来る学生に向けてのコメントを残せたらと思います。
長くなりますが、お付き合いください🙇
生活編
ベトナムで何をやっていたの?
今回の1か月間は、平日は9時-18時で勤務をし、休日は友人とハノイ観光をするというなんとも社会人らしい生活を送っていました。
大学生は人生の夏休みと言われるほど、休みの時間が多く、一日中何かに縛られることが何日も続くということはほとんどありません。
はじめのうちは体力が持たず、正直しんどかったです。
でもそれも、卒業後の生活の練習だと思って、なんとかやりぬきました。
ホテルでの滞在だったので、朝食以外は全て基本的には外食。移動はタクシー。
どこを切り取っても日本とは全く違う生活をしていました!
発見
そんな生活を1か月も続けていると、もちろん発見がたくさんありました。
①バイクってそんな使い方があったの!?
「ベトナムはバイクの量がすごい」というのは有名な話。そこには正直驚くことはありませんでした。
何よりもびっくりしたのは、「え、そんなものまでバイクで運ぶの??」というものをあの混雑した道路で普通に載せていることです。
例えば、私が見たのは、子犬、大きな看板、大量の水、お花です。
これはバイクに限らず、自転車でも同じことが起こっていました。
乗らないから、乗せないのではなく、じゃあどうやってやったら乗せられるかなと考えて工夫していて、知恵の詰まった乗せ方だなと思いました。
②日本には無い値段交渉の文化
ベトナムに来て当初、「ベトナム人は働くうえでお金を稼ぐことを大事にしている」というお話を聞いたことがありました。
日本では、もちろん値段交渉の文化はなく、「高いなら買わない」となります。また、ホスピタリティの強い国で、お金以上のサービス精神をもって接客等されるのが一般的です。
しかし、ベトナムでは、店で買い物をするにしろ、タクシーを捕まえるにしろ、値段交渉をすることがあります。
買われないよりは買ってくれた方が稼げる、乗られないよりは乗せてお金を少しでも稼げた方が良いからという理由なのかなと思いました。
また、接客に関しても、ただ注文をきいて、料理をもってくるだけが多いです。(もちろん愛想よくやさしい人もたくさんいます。)料金に見合ったサービスをするかそれ以上するかは人それぞれで、そこに文句を言う人もいません。
それがベトナムの文化であり、日本とは異なり面白いなと思いました。
③道の渡り方
ベトナムの道では、優先順位が日本とは逆で、「車>バイク>自転車>歩行者」だそうです。この時点で、私は「なぜ!?」と思ってしまいました。
しかし、それだけでなく、横断歩道に信号がない道があったり、あっても多くが信号無視をします。
そのため、歩行者として横断歩道を渡るには、タイミングと勇気が重要です。
初めはビビって、なかなか渡ることができませんでしたが、次第に、一人でも堂々と道を歩けるようになりました。
④人間の生命力
ベトナムでの生活を通して、人間は意外と生命力があるというのを強く実感しました。
私は、ベトナム語が全くできない中、ベトナムに来ました。ベトナムの首都で外国人の多いハノイといえども、英語の通じるお店はそう多くはありません。そのため、店員さんとのジェスチャーだけで意思疎通を図らなければいけない場面に何度も遭遇しました。
しかし、それでも意外と相手が言いたいことも、こちらが伝えたいことも伝わります。
また、言語以外の面では、衛生面で気を付けなければいけないことが多いというのも、ベトナムに行く人は分かっていると思います。高級なお店ではなく、ローカルなお店に行くと、よくわからない葉っぱが出てきたり、綺麗な水を使っているのかわからないスープなどが普通に出てきます。私は幸運なことに、それでおなかを壊すことはなかったですし、私の周りでおなかを壊している人でも、胃薬を飲んですぐに回復していたりと、いざとなれば人間は生きていけるということに気づきました。(もちろん体質などもあるため、無理はしてはいけませんが、、)
人間は、その場その場のおかれた環境に適応して生きていける強い生き物だということを身をもって学びました。
⑤ローカルと都会のはざま
ハノイは首都だからと言って、東京の都心のような場所を想像すると、それは大きく異なります。
もちろん大きなビルや、ショッピングセンターも多くあり、すごく都会だなと感じる場所がある一方で、ゴミだらけでにおいのきついの道やローカルなお店がひしめき合っているエリアもあります。
この相反する環境がすぐ隣り合わせに存在しているところがすごく違和感を感じ、不思議な感覚でした。
インターン編
続いては、walkingでのインターンシップについて、お話していきます!
業務内容
このインターン期間中にやらせていただいた業務としては、web記事執筆と雑誌の企画の調査・取材・撮影・コラム作成です。
web記事では、すでに取材済みのネタの文字起こしから、自分が体験したことを記事にするところまでやりました。
雑誌の企画は、『Walking Vietnam』誌の新企画コラムを調査し、取材(商品仕入)、撮影、コラム作成で文章をまとめるところまでやらせていただきました。
<1日のスケジュール>
【平日】
- 7:45 起床、朝食、準備
- 8:45 タクシーで出社
- 9:00-18:00 業務(12:00-13:00 休憩)
- 18:30 帰宅
- 18:30-19:30 休憩
- 19:30-21:00 夕飯
- 21:00-0:00 休憩、入浴、次の日の準備
- 0:00 就寝
大変だったこと
スピード感とクオリティのバランス
もともと私はこれまでのアルバイト等の経験を通して、慣れるまでは特にスピード感をもって仕事をこなすことが苦手に感じていました。
そのため、今回のインターンで決められたスケジュールに遅れをとらないということを意識していました。
それと同時に、スピード感を意識したことで、仕事のクオリティを落としてしまっては、本末転倒なので、その二者のバランスをうまくとれるようにすることを目標にしていました。
はじめのうちは、何をどう書くかに悩んだり、そもそもの編集ソフトの使い方がわからないことがあったりと、スピード感に欠ける部分がありました。
しかし、だんだんと慣れてきて、書く内容にも頭を使いながら、期限を守って、業務をこなすことができてきました。
言語化の難しさ
記事を書くということは、読者に誤解のないように分かりやすく、簡潔に書かなければいけません。
どういえばうまく伝わるか、どう言葉にすればよいのか、が記事を書いていて一番苦労しました。
逆に使わない方が良い言葉や、漢字があるけれど、あえてひらがなにした方が良い言葉などを考慮する必要があり、世の中の記事一つとっても、考え込まれたものなんだなと感じました。
成長した点
今回のインターンシップで、仕事との向き合い方について見直すきっかけをいただきました。
例えば業務中、初めは休憩までは真剣に業務に向き合っていなければいけないと思っていました。もちろんその通りなのですが、「人間は何時間も休憩を取らずに集中して何かをし続けることはできない」ということに気づきました。結局頭のまわらない中、続けても効率が悪いだけ。
ある時、会社の方に、「与えられた業務を期限内にやり遂げることが重要であって、そのプロセスは自分なりで良い。」ということを言っていただきました。それから、次第に、効率を重視し、「ふぅ」と一息つきながら自分のやり方、ペースで進めることができるようになりました。
また、今後仕事をしていくうえでも、全部が全部、自分のやりたいことではないということは必ず付きまといます。好きなことではないから、気を落としたまま業務をこなすのは、簡単なことです。
しかし、それでは仕事はつまらないだけのものになってしまう。せっかく人生の時間を割いて、仕事をしているのだから、その時間もやりがいをもって楽しく過ごしたい。そう思うようになりました。
そこで、その仕事に対して、どう自分なりに価値を見出すのか、どんなやりがいをもって取り組むのか意味づけをすることで、やりがいをもっていろいろなことに挑戦することができました。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回、ベトナムで1か月間滞在してみて、生活面においても仕事面においても、ベトナムの文化に触れ、たくさんの発見や気づきを得て、成長することができました。
少しでもその様子が伝わっていれば嬉しいです。
最後に、これからベトナムにインターンや留学に来る学生に向けて、アドバイスを残せたらと思います。
身を守るための気遣いは必要だが、気にしすぎには注意
ベトナムは衛生面や交通面での不安が多い場所。
自分の身を守るために、そのような危険を避けて生活することは必要不可欠。
しかし、一方でそのような環境は現地の人にとっては日常。つまり、その国を感じるには、多少のリスクを背負ってでも、挑戦してみることが重要です。
もちろん、無理をしてはいけないですが、無理しない程度に、危険すぎない程度に、一歩踏み出してみることで、日本ではありえない、貴重な経験を得ることができます。
積極的に何でもやってみる
これはどのような場面でもいえることではありますが、どんな些細なことでも「挑戦してみる」ことはとても重要です。そこに、強い意志や思いは必要ありません。(もちろんあればより良いですが。)意外と、軽い一歩でたくさんの発見を得ることができます。
私も、なんとなく「ベトナム」という国に興味があり、「行ってみようかな」くらいの意志で渡航してきましたが、生活環境から、業務経験など、ここでしかできないことをたくさん経験することができました。
海外は言語がすべてではない
「留学に行くには、海外に行くには、海外ではたらくには、英語や現地の言語が話せないと、生活ができない。」
という考えを多くの人が持っていると思います。
もちろん日本語の通じない他の国では英語をはじめとした、その他の言語が必要です。また、英語以外の言語が話されている国でも、礼儀として、簡単なあいさつ程度は知っておくべきだとは思います。
しかし、それがすべてではありません。
今回のインターンでは9割日本語で働かせていただいてましたし、日常生活においても、簡単な英語とジェスチャーで意外と言いたいことは伝わるものです。
海外には、言語を超えた貴重な経験があると思います。
海外に興味はあるが「言語」の不安に固執して、その機会を逃すのではなく、一歩踏み出して、貴重な経験をしに行ってほしいなと思います。
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