ベトナムゲアン省の良さを日本人に広めたい！JICA海外協力隊、渡邊萌子さんの取組みに密着取材

 JICA渡邊萌子さんの活動について

どうも！人生ゆたかです！

今回はベトナムゲアン省の良さをもっと日本の方に知ってほしいということで、JICA海外協力隊として活動されている渡邊萌子さんにゲアン省の魅力を紹介していただきました。

これからゲアンに行かれる方や興味ある方は必見です！ぜひ参考にしてみてください♪

渡邊さんのゲアン省での2023年の取組み

JICA渡邊萌子さんのご紹介

ベトナムゲアン省へ働くきっかけ

ゲアン省ヴィン市で2022年6月から2024年1月まで、特産品の販売促進活動に従事。山梨県出身。幼少期に海外に住んでいたことや、新卒で入社した会社で工芸品づくりに携わっていたことから、海外で地域の特産品づくりに携わりたいとJICA海外協力隊に応募。現在ゲアン省農業普及センターに派遣されている。

現在の取り組み

毎月ゲアン省内の生産者を訪問し、特産品の調査を実施してきました。調査と並行し、特産品の販路拡大を目指し、現在は少しずつですがハノイやホーチミンのお店への特産品の紹介を行っています。こちらのSNSではゲアン省の特産品紹介をしていますので、ぜひご覧ください。

ゲアン省Agricultural Market Platformホームページ
https://ampf.vn/san-pham

ゲアンで活動中のJICA海外協力隊員が運営するFacebookページ：
https://www.facebook.com/profile.php?id=100093413241933

日本人へ広めたいゲアン省の良さ

街も海も山も全部楽しめるところです。ゲアン省の省都ヴィン市は人口35万人程度の中都市なのですが、ヴィン市から車で30分走ると地元の人達が楽しむクアロービーチがあり、海水浴やシーフードを楽しむことができます。また市内から車で2時間ほど走ると、茶畑や滝といった山の自然を体験できます。ヴィン市の街中をはじめ、ゲアン省の観光地はまだまだ外国人に慣れておらず日本人が行くには少しハードルが高いですが、その分地元の人に愛されるようなものや場所が沢山あるのでぜひいらしてください。

ベトナムゲアン省とは？

ベトナムゲアン省の地図や場所について

ベトナム北中部に位置しており、ホーチミンさんの生誕地として有名です。省都ヴィン市にはヴィン国際空港、列車のヴィン駅があり、ハノイやホーチミンから比較的アクセスがしやすいです。

ベトナムゲアン省の気候や天気について

北部地域と同じように四季があります。6月から8月にかけては40度まで気温があがることがあり、ゲアン省の夏はベトナム国内で1番暑いと言われています。9月から10月にかけては台風シーズンで、山間部では洪水被害や土砂災害が起こることも多いです。12月から2月頃までは冬で、気温が10度近くまで下がる日もあります。ラオス国境沿いの山間部の集落では、年によっては雪が降ることもあります。

ベトナムゲアン省の人口について

ゲアン省全体の人口は約340万人で、ホーチミン市、ハノイ市、タインホア省に続いて全国第4位です。省都ヴィン市の人口は約35万人です。

ベトナムゲアン省の観光について

ゲアン省にはいくつか観光スポットがあるのですが、その中でもおすすめ３つを紹介します。

 観光地A　ホーチミンさんの生家

ホーチミンさんの生家

省都ヴィン市から車で30分ほどの所に位置するゲアン省ナムザン郡キムリエン村に、ホーチミンさんの生家があります。ホーチミンさんのご両親がゲアン出身で、ホーチミンさん自身も5歳頃までこのキムリエン村に住んでいました。この生家は500,000ドン札の裏面にも描かれているので、来られた際はぜひお札の絵と見比べてみてください。

観光地B　タインチュオン郡の茶畑

タインチュオン郡の茶畑

ヴィン市から車で1時間半ほどのところにあるタインチュオン郡は、お茶栽培で有名です。タインチュオン郡の茶畑の特徴は、湖の中に浮かぶ島々を活用してお茶栽培を行っているところで、その美しい景色から観光地にもなっています。ボートに乗りお茶畑の周りをのんびり巡ったり、茶畑に立ち寄って写真を撮ることができます。

観光地C　コンクオン郡のケケム滝

コンクオン郡のケケム滝

ヴィン市から車で2時間半ほど走ると岩山が見え始め、コンクオン郡というタイ族の方々が多く住む地域に入ります。コンクオン郡の山間部にあるケケム滝は、地元では有名なパワースポットです。滝の下は泳ぐことも可能ですが、天然のドクターフィッシュも生息しているので足だけ浸かるのも楽しいです。

ベトナムゲアン省のベトナム料理について

料理A　チャオカイン

チャオカイン

1番おすすめなのが、チャオカインという麺料理です。薄味のスープの中に、うどんのような麺と牛肉が入っていて日本人になじみのある料理です。朝や夕方になると道路沿いにずらりとチャオカインのお店が並びますが、お店によって麺の種類や具が異なるので、ゲアン省に来たらお気に入りのチャオカイン屋さんを探してみてください。

料理B　ウナギ料理

ウナギのスープ

ゲアンといえばウナギ！と言われるほど、いたるところにウナギ料理屋があります。特にウナギスープやウナギのお粥、ウナギの麺などが有名です。正直言うと日本人の間では好き嫌いがわかれるこのウナギ料理ですが、ゲアンの特産品なので一度食べてみてください。ちなみにゲアンのウナギはタウナギという、日本で食べられているウナギとは異なる種類のものです。

料理C　バインベオ

バインベオ

バインベオと言えば中部のフエなどが有名ですが、ゲアンでも食べることができます。ゲアンのバインベオは他の地域のものと違い、あまずっぱいつけ汁に浸されており、パクチーと一緒に食べます。市場で必ず売っているので、市場を見かけたらのぞいてみましょう。

ベトナムゲアン省の特産品について

特産品A　ヴィンオレンジ

ヴィンオレンジ

ゲアン省はオレンジ栽培が盛んです。まだ周辺地域にしか流通していませんが、ヴィンオレンジはブランドになっており、11月～2月頃にかけてレストランの食後のデザートや、贈答用としてよくゲアン省の街中でみることができます。甘さは控えめで、ほどよい酸味がありすっきりとした味わいなので、知らないうちに何個も食べてしまいます。

特産品B　ネプカムのお酒

ネプカムのお酒

みなさんはネプカムという紫色のもち米をご存知ですか？ベトナムではよくヨーグルトやチェーなどにネプカムが入っているのを見かけますが、実はお酒もあります。そしてゲアン省トゥオンズオン郡ではネプカムのお酒が特産品として作られています。味は甘めでアルコール臭さがないので、普段お酒が苦手な方も飲みやすいお酒です。

特産品C　タイ族の工芸品

タイ族の工芸品

ゲアン省の西側地域にはベトナムの少数民族、タイ族の方々が多く住んでおり、現在も民族の伝統を受け継ぎながら生活をしています。全て手作業で作られている織物や竹細工商品は、最近は現代風のデザインの商品も沢山作られており、思わず手に取ってしまいます。

ベトナムゲアン省特産品紹介イベント情報について

最後になりますが、11月12日(日)に、ハノイ日本人学校で行われるハノイ日本祭りにて、WALKINGさんのご協力の元、ゲアン省特産品の試飲・試食、展示を行います。気になった商品はご購入できます。ブース内ではWALKING VIETNAM誌の配布、ドリンク販売、ミニゲームコーナーもございますので、ぜひお立ち寄りください。

【JCCI主催】日越外交関係樹立50周年事業認定イベント「ハノイ日本祭り2023〜ならせよ、鼓動!体感せよ、日本の夏祭り！〜」でブースを出展してきた！

2023年11月29日

まとめ　〜JICA海外協力隊、渡邊萌子さんより〜

いかかでしたでしょうか？この記事を読んで、少しでもゲアン省に興味を持ってもらえたら嬉しいです！私もベトナムに来るまではゲアン省について何も知りませんでした。ですが１年半ほど住み様々な体験をする中で、ゲアン省のことを日本の方々に知ってもらいたいなと思うようになりました。今後も知られざるゲアンの魅力を皆様にお伝えできるように、活動していきます。