起業家ベトナム人と国際結婚してハノイで銭湯を営む日本人女性MAYUさんに会ってみた




どうも!
ハノイ駐在員の「人生ユタカ」です。

先日、ネットサーフィンしていたところ、
MAYUさんというハノイ在住の日本人の方のブログを見つけまして、
「是非、一度お会いしインタビューしたい!」と思い、面識もないのに速攻アポ取りしました。

そのインタビューをさせていただく方というのは、起業家のベトナム人と国際結婚されてハノイに暮らす日本人女性
現在、日本式の銭湯とサービスアパートを同時経営されているという、このくだりだけでも、何とも興味深い方なんです。

そしてなんと、その方に本日お会いできることになり、
「ハノイに住む日本人」第3回目としてインタビューさせていただくことに!

▼これまでの「ハノイに住む日本人」の記事はコチラ
第1回 ハノイ国家大学で日本人留学生を探してみた
第2回 ハノイの日本料理店「家暖」の池内オーナーへインタビュー

初対面なのでちょっと緊張します、汗。

 

今日はその女性が経営されている日本式の「銭湯はノ湯」さんでお話を伺います!

もちろん「銭湯はノ湯さん」も取材させていただきましたので、併せてご覧ください。
『日本人女性が経営するハノイで貴重なお風呂屋さん「銭湯はノ湯」』

国際結婚を経て異国の地で生活を送りながら、
更にはビジネスをされているなんて、一体、どんな日本人女性なんでしょうか?

 

こちらが、本日インタビューさせていただくハノイ在住のMAYUさん

MAYUさん
こんにちは。ベトナム人の旦那さんと娘とハノイで暮らすMAYUです。
人生ユタカ
はじめまして。Walking Hanoiのメインライターの人生ユタカです。
本日のインタビュー快く承諾してくださりありがとうとございます!
どうぞよろしくお願いいたします。
MAYUさん
こちらこそ、お越しくださりありがとうございます。本日はどうぞよろしくお願いいたします!

 

いよいよインタビュースタート!先ずはMAYUさんの経歴について

― MAYUさんのブログのプロフィールで「私の半生」に掲載されていましたが、ハノイに来るまでに色々な経験をされてきたようですね?

そんなに大したものではありません。
小学校のときに小中高一貫校に受験して入学しました。
高校時代、周りには頭がいい人が多くて、「お医者さんになりたい」とか「弁護士になりたい」とかで大学を決める人が多くて・・・。
自分はとても追いつけない世界だなって感じてて、
その頃ハマっていた音楽やダンス、アート関係に興味があったので、
芸術関係に進みたくて、予備校に通って、美大になんとか現役合格しました。

MAYUさんのブログ・プロフィールはコチラ▼
http://profile.ameba.jp/tomprincess/

 

― もともとそちらの分野は得意だったんですか?

いや、むしろ逆で、似顔絵とかデッサンを描いたりするのは苦手で、上手くなりたくて必死でした。
色面構成(グラフィック)は割りと得意でしたね。ロゴつくったりとか。
以前働いていたレストランのメニューもつくらせてもらっていました。
でも周りの美大生は私より上手い人ばかりでしたね。

 

― そこからアパレル方面に行かれたんですよね?

はい。アパレルで働きたいと思ったのは、
もともと話すのが苦手で、喋れるようになりたいと思ったからです。
当時「絵が上手くてもプレゼンが不得意だとやっていけない」って予備校や大学の先生たちからよく聞いてて、話術を磨くなら接客業をやってみよう!と思ったんです。
色の組み合わせはもともと勉強していましたから、ファションも似たようなものかなということで、アパレルの販売員として働くことにしました。

 

― それからジュエリーカフェを立ち上げられたんでしたね?

そうです。大学卒業後、アパレルでそのまま正社員になって働いていたんですけど、
「でもやっぱり何かつくりたいな」って思ってジュエリーの専門学校に行きました。
グラフィックのことしか勉強してこなかったので、一から先生について立体的なデザインを勉強しました。
ある時、先生から接客していたから「接客向きだね」と言われて、
ジュエリーがつくれるカフェをつくろうと思っているんだけどそこの店長をやってみないかと誘われます。

 

― すごいですね、実際はどうでしたか?

そこの立上げをやったんですけど、かなり大変でした・・・。
運営をしなければならいし勉強もしなければならいし。
何がしたかったのかわからなくなっちゃって。
そんな疲れ果てていたときに今のベトナム人の旦那と出会いました。

運命的ですね。

 

べトナム移住、国際結婚、出産、子育て


▲MAYUさんと旦那さんのウェディングのお写真

― 旦那さんとはどちらで知り合ったのですか?

実はもともと大学時代の知り合いで、一回二回飲んだことがあるくらいでした。
カフェの立ち上げのあとフリーターだった時、たまたまベトナム旅行にいくことになり、
今の旦那に空港からベトナムを案内をしてもらうことになったんです。
その当時色々と疲れていて、会話の流れで「帰りたくないな~」なんていっていたら
「今からレストラン開くけど働いてみる?」となったんです。
その時旦那はオープンするレストランの準備中だったんです。
心配だったら試しに一ヶ月住んでみなよって。嫌なら帰ればいいんだしって。
それで一ヶ月住んでみてやっぱいいなぁ~ってなってなりました。

 

― ハノイにはいつ頃、移住されたんですか?

2012年9月からこちらに移住しました。そろそろ5年ですね。

 

― ご両親は心配されませんでしたか?

もちろん心配はされましたが、ベトナム人が助けてくれたときの暖かさ、接客等で細かいところにも目が届く日本人感覚的な部分を凄く必要とされているんだってことを伝えました。
また、旦那も頻繁に日本に行き来ていたので、親に挨拶しに来てくれて「彼女が帰りたいと言ったらすぐに帰しますので」ということを言ってくれて。
それで親は安心して最後は理解してくれました。

 

― 国際結婚や海外に嫁に行くことに抵抗はなかったっですか?

はい、特に抵抗はなかったです笑

 

― 旦那さんは何をされているのですか?

日本の大学を卒業後、アパレルの買い付けや販売をしていて日本とベトナムを頻繁に行き来していました。
今は一緒に銭湯とサービスアパートの経営、
人材派遣会社(ベトナム人を日本に派遣する、実習生制度の仲介等)をしています。

こちらがMAYUさんのご主人で起業家のミンさん

ミンさんが経営されているKTM有限会社のHPには次のメッセージが記されていました。

ベトナムと日本の架け橋になれる様勤めて参ります
お気軽にお問い合わせください
因みに私の妻は日本人です
宜しくお願い申し上げます

本社副社長兼支社長 チャン・アイン・ミン

「ベトナムと日本の架け橋」とは素敵な方ですね!
今後の益々のご活躍お祈り申し上げます。

 

― 国際結婚の生活は楽しいですか?イメージしていたものとギャップなどはありますか?

子供ができてからだいぶ変わりましたね。
子供が生まれた時は一瞬日本に帰りたいと思ったこともありましたが、笑!
日本だったら習い事なども手軽に通わせてあげれるのにーって。
ベトナム人って意外にも過保護だし、お世話したがり屋が多いので孤独感がないです。
楽しくやれていますね。

 

― ベトナム人と日本人男性の違いは何かありますか?

ベトナムの男性の方がおしゃべりだと思います、笑。
日本だと寡黙な方がモテたりするじゃないですか!?
けれど、ベトナムでは冗談とかいって笑わせたりする方が人気があるような気がします。
ベトナム人は優しいですよ。
素直に恥ずかしがらずに毎日「愛しているよ」とかロマンチックなことを平気で言ってきたりしますし。
そこはやっぱり外国人だなって思います。。

 

― ベトナムには嫁姑問題や親戚関係の問題といったものはありますか?

家庭によってはあるようですね。
お嫁さんに辛く当たる人もいるみたいです。
家族関係の問題は家庭によると思います。

 

― ちなみにMAYUさんのところは?

うちはないですよ!
有難いことに、みんなお節介やくのが礼儀みたいなとこがあって、お世話になりっぱなしです。
本当に助かっています。
主人も主人のお兄さんも留学していたので外国人に寛大なのもありますね。

 

― ハノイでの子育てはいかがでしょうか。良かったこと、困ったことなどありますか?

例えば飲食店とかサービス施設でも子供に凄い優しいんですよ。
バーや高級レストランに行ってもスタッフがあやしてくれたり。
日本だと子どもを連れていると視線が恐いときありますけど、こっちではのびのびやらせてもらっています。
「子供見ておくからお母さん食事を楽しんでね〜!」って子供預かってもらったこともあります。
そこは日本と違うなって思いましたね。
日本だと人の子供にあんまり触れちゃいけないような風潮があるけどこっちはないですね。
でも、やっぱり赤ちゃん用品は日本の方がいい。
日本から送ってもらったり、帰国したときに買いだめしたりして。ハノイに戻ってくるときの荷物が重かったです笑
買い物に関してはハノイは不便ですが、来たばかりの頃より随分楽になりました。
最近できたイオンにはお世話になっています。

 

― 今後、お子さまはどんな学校に通わせる予定ですか?

今は近くの日系の幼稚園に通わせています。
幼稚園は日系に通わせたいという思いがあったんです。
集団行動や人間性を育てるという部分で。
でも、私は小学校はベトナムの学校に通わせたいですね。ベトナム語が話せなくなってしまいますので。
中学高校くらいまでは現地の学校で行かせたいなあと思っています。
大学はまだどうするか考え中です。子供の意思も尊重したいですし。

 

― 休日はどんなことをされていますか?

美味しいものを食べにいきます。
朝ごはんは美味しいフォーを食べに連れて行ってもらったりしています。
色んなところへ食べに行くことが多いですね。


▲終始笑顔で質問に答えてくださるMAYUさん

― ベトナム語は話せますか?

いや、、少しですね笑。主人のお母さんと暮らしていますので。
例えば、家で子供のお世話についての話をしたり、レストランで料理の注文をしたり、なら困らない程度です。
専門用語が入るとだめですね。
レストランやっていたときに色々とスタッフや家庭教師の先生から教えてもらっていました。
スタッフに英語が通じない場面が多くて、必要に迫られて勉強を始めました。今も勉強中です。

 

― 旦那さんからは直接教えてくれますか?

いや全く教えてくれないんですよねそれが。笑
日本語で喋ってきますので。


ハノイでビジネスをするということ

現在はハノイでは珍しいお風呂屋さんとサービスアパートを旦那さんと運営しているMAYUさん

日本式の銭湯はノ湯

― はノ湯さんの名前の由来、ロゴのデザインについて教えてください。
ロゴも名前も私が作りました。
由来はハノイお湯だから「はノ湯」。笑
実はお風呂の前にレストランをやっていました。
ベトナム料理と日本料理を扱っていて、今思えばちょっと分かりずらいコンセプトお店でした・・・。
3年くらいやっていたんですが、結局上手くいかず閉店しました。
その反省を活かして、シンプルにわかりやすくをモットーに。

 

― はノ湯さんを経営するきっかけは何でしたか?

レストランの近くに日本人が来られるスポットを作ろうと思って、
日本らしい何かということで「お風呂」を思いつきました。
ベトナムはお風呂事情も悪いですしね。

ベトナム人のお風呂事情はどういった感じなんですか。

ベトナム人は基本的にお湯には浸かりません。
子育てしていて知ったんですが、特に昔は、お湯があまり出ないせいで、
「シャワー=寒い」というイメージがベトナム人にはあるんですよ。
夏は涼しくするためにシャワーを浴びるという感じです。
だから、冬は寒いから早く上がれと言われます。

日本人は逆で、お湯に浸からないと寒いじゃないですか?笑
早く上がったら風邪引きますしね。
なので、特に上の世代の方々は、お風呂に入ったらどうなるのかということを全く知らない人が多いなという印象です。

それと、最近ではハノイに女湯のあるお風呂屋さんがいくつか出てきましたが、
女性が入るなら貸切らないと入れないところもあって、その分料金も高いんです。
私の友人も以前貸切って入浴したそうですが、結構金額かかったようです。
もちろん、はノ湯なら女湯は常設しております。

はノ湯さんの上階にあるサービスアパート「Meison de 26」

― Meison de 26はどういったサービスアパートですか?

基本、住む前提でお貸出ししているアパートです。
週に3回ハウスキーピングが入り、はノ湯の営業時間なら自由に銭湯をご利用いただけます。
もちろん、疑問や困ったことがあった際は、私か旦那が日本語で対応いたします。
ちなみに、Meison de 26の「26」はフロ(26)という意味です笑。
現在はお陰様で満室となっています。

 

― ハノイでビジネスを立ち上げるのに苦労したこと(法律・しがらみ)はありますか?

そこは旦那に任せているんですが、警察や大家さんとのやりとりが大変そうです。
ベトナムは人間関係がものをいうといった風潮が強いので、ハノイでのビジネスは現地の人と組んだ方がスムーズかと思います。
日本人だけだと理解しにくい事が多いです。
お風呂屋をやっていて、電気や水のトラブルがあるので困るときがあります。
停電や断水が日本より多いです。

 

MAYUさんのハノイのオススメ

― 日本人観光客にオススメのスポットはありますか?

旧市街とハノイ大教会の周りです。
ブラブラするだけでハノイらしさをかんじられます。
ホータイ(西湖)の湖沿いも気持ちがよくていいですよ。
ハノイ近郊なら、ヨーグルトや乳性品が有名なところで牧場があるバービーというところが素敵でした。
山奥にリゾートみたいなところがあって街中とはちがったベトナムを見ることができました。
ハノイから車で1~2時間くらいです。

▲ハノイ大教会

 

― 日本人に食べて欲しいベトナム料理や行って欲しいレストランがあったら教えてください。

フォーなら「Pho 10」がおすすめです。いくつか店舗があるみたいです。
作っているところがガラス張りで見える店舗もあります。

あと、「Quan an ngon」はお粥とバインクオン(プルプルした蒸し春巻き)が美味しいですよ。

Quan an ngonの記事はコチラ▼

観光客でも食べやすい!美味しいベトナム料理が食べたいならQuan An Ngon(クアンアン ゴン)がオススメ

 

MAYUさんにとってハノイとは?

― 最後になりますが、ズバリ、MAYUさんにとってベトナム・ハノイとは?

「旅は道連れ世は情け」ですかね。
初めはベトナム語も全くできなかったので、ビザのことから何から何まで周りの人に助けてもらいました。
今も助けてもらっています。
自分もしてもらった分助けてくれた人には恩返ししたいし、昔の自分のように困ってる人がいたら見返りなど関係なく助けてあげたいなと思います。
それって日本にいたときには忘れていた気がします。
知らない人でも、本当に放って置いてくれないくらいやってくれるんです、ベトナムの方は。
ベトナムに住んで、助け合うって素晴らしいと心から思えるようになりました!

 

インタビューを終えて

起業家のベトナム人の旦那様と共に歩まれながら、ベトナムの地で一緒にビジネスを運営する姿にとても感銘を受けました。
今までベトナム女性と結婚した日本人男性ならよく話には聞いていましたが、逆はなかった。
だからこそ、実際に会って話を聞いてみたいと思いました。
実際にお話をしてみると、MAYUさんのバイタリティが素晴らしかったです!
ジュエリー店、国際結婚、レストラン、はの湯、色々とチャレンジしてきている背景にはMAYUさんも旦那さんと同じく起業家なのだと感じました。

MAYUさん、本当にありがとうございました!

 

MAYUさんのハノイ生活のブログも是非チェックください!

▼MAYUさんのブログ
☆国際結婚☆ベトナム☆ハノイ生活☆
http://ameblo.jp/tomprincess/

ハノイの銭湯「はノ湯」
http://ameblo.jp/hanoyu-bysobros/

Facebookページ
https://www.facebook.com/sentohanoyu/

※Meison de 26さんもはノ湯さんと同じ問合せ先です。

※取材日:2017年4月1日




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