みなさん、こんにちは。
ハノイ駐在員「人生ユタカ」の代打、いや「もはや代打でないミドリ」です。
今日はこの門の向こう側
ハノイ国家大学で、日本人留学生を探し出し、ハノイの情報をタダで仕入れちゃおう!
という、若干、いや、だいぶ、セコイ企画を立ててみました。
ハノイ国家大学
正式名称:ベトナム国家大学ハノイ校
英:Vietnam National University, Hanoi、越南語: Đại học Quốc gia Hà Nộiベトナム最高位の大学で、日本でいう東大に相当する大学。
様々な大学と併合して、現在は10の大学と学部からなるハノイで一番大きな大学。
大学院と高等部を合わせ、全生徒数はおおよそ3万7千人。
ハノイで一番大きい大学だし、
日本語学科もあるし、
きっと日本人留学生がいるはず!
何の手がかりもないままハノイ国家大学に来ました。
日本人留学生を探しに校内を歩いてみます。
なんだか賑やか!学祭のようなイベントをやっていました。
数えきれないほどのバイク。
バイク通勤の学生もいっぱいいるようです。
とりあえず来たものの、
大学が広すぎて・・・
これでは、日本人留学生を見つけるのは至難の業。
こういう時は、誰かに聞くのが一番早い!
一か八かで通りがかりの生徒さん達に話しかけてみた。
すると、
日本人の名前が出た!
すぐに「タクミ」という人物に電話をしてくれた。
しかも、彼は日本語専攻の学生で、日本語がわかるのだ。
この生徒さん達にたまたま話しかけたのは本当にラッキーだった!
さらには、
「タクミ」が来るまで一緒に待ってくれるという。
なんて親切なんだ!
そして、タクミ君とは一体どんな人物なんだろう。
つ、ついに、
タクミ君、登場!
見るからに、どう見たって、好青年!!!!
と、急なお願いにも関わらず、インタビューを承諾してくれた。
取材の前に、
この記事が書けるのも全ては彼らのお陰。
本当にどうもありがとう!! Cảm ơn nhiều.
立ち話も何なんで
校内のカフェへ移動することに
このカフェで話を聞くことにした。
大学構内とは思えないカフェメニュー。
デザート系の飲み物もいっぱい。
タクミ君(ハノイ市在住)
青山学院大学 国際政治学部 国際経済学科で環境経済を専攻。
2016年8月より、ハノイ国家大学の外国語大学と科学大学の
2校にて約半年間の留学中。
趣味は小学1年生から続けているサッカー。
弱小チームだったハノイ国家大学のサッカー部を強豪チームへと導いた
メンバーの一人。
わー!おめでとうございます!!!
何もあげられるモノ持ってないけど、とにかく、おめでとう!!
偶然にも、この日はタクミ君 21歳 の誕生日でした。
改めて、おめでとうございます。
思いつきで来てみたんです。
ここには、何人くらいの日本人がいるんですか?
6人の内の1人がタクミ君で、
さっき偶然話しかけた生徒さんとたまたま友達だったとは。
今日はタクミ君の誕生日だし、色んな偶然が重なる不思議な日です。
僕が入部したときは弱小チームだったんですが、
最近、強くなってきましたよ。
今週末にハノイ政府管轄の大学同士でトーナメント戦があります。
ところで、ハノイに留学しようと思ったきっかけは何ですか?
もともと、途上国や新興国に興味があって、
IELTSの保有スコアや、その他の条件がマッチしたのが、このハノイだったんです。
ハノイ留学中はどんなことを学んでいるんですか?
環境マネジメントの講義は英語ですが、ベトナム語は、この留学が決まってから勉強し始めました。
サッカー部に入部したての頃は、言葉の壁がありましたが、今ではちゃとコミュニケーションがとれるようになりました。
努力されたんですね。
将来的にやりたいことや進みたい方向はありますか?
環境経済を専攻しているので、将来的には、環境系の機関か、JICAのような国際協力を支援する組織で働きたいと思っています。
と、タクミ君の話を聞きながら、自分が大学生だったころ、やりたい方向や進みたい道を
こんなにハッキリ第三者に伝えられなかったなー、と反省。
タクミ君のような若者達がいるなら
日本の将来は明るいぞ!
親切な人が多いし、皆、仕事もプライベートも、とにかく人生を楽しんでいるところが好きです。
疲れた顔してる人はあまり見ないし、
先程のタクミ君のお友達もめちゃくちゃ親切でした。
タクシーのボッタくりはよくありますが、それ以外はみんなイイ人ばかりですよ。
あ!そういえば、オススメのブンチャーのお店があるんです!
その情報待ってました!!!
場所について尋ねると、地図を出して説明してくれた。さすがは好青年。
この大学から近いところにあるブンチャー専門店らしい。
ということで、近々「好青年留学生タクミ君」が
行きつけのブンチャー屋さんに連れて行ってくれることが決まりました。
今度はブンチャーを食べに行きましょう!
と言って席を立ったタクミ君は次の授業に向かっていった。
馴染みのない土地に来て、一から生活をスタートさせ、
日々勉強とスポーツに励むその姿は勇ましい!!
何の当てもなく思い付きでやってきたハノイ国家大学ですが、
偶然話しかけた学生が、
偶然にも、たった6人の日本人留学生の1人と友達で、
さらに偶然なことに、その日本人の彼は今日が誕生日だったという
偶然過ぎるほどの出会い。
皆さんの親切心に本当に感動しました。
異国の地で人の優しさに触れるといつも以上にホッコリします。
次回は、「好青年留学生タクミ君」のオススメするブンチャー店を取材します。
以上、代打だけど「もはや代打でないミドリ」でした。
※取材日:2016年11月17日